家事代行・シッター・介護はO-tesuKAJI(おてつかじ)まで
家事代行・シッター・介護はO-tesuKAJI(おてつかじ)まで
IconPage
IconMenu IconMenuShow

2022.12.10

赤ちゃんの人見知りはいつから?理由や人見知りしないことの違い、対策などを解説!

育児
育児:目次

目次

赤ちゃんの人見知りはいつから始まり、いつまで続く?

赤ちゃんの人見知りが始まると、知らない人や慣れていない人に近付かれるのを嫌がったり泣いたりするようになります。人見知りが始まる時期には個人差がありますが、一般的に慣れている人とそうでない人を区別できるようになる生後6か月~9か月頃に始まるとされています。
赤ちゃんの人見知りには段階があります。生後2か月頃までは誰でも嫌がることなく抱っこされていても、3か月頃からは慣れている特定の相手(主にママやパパ)の姿を目で追ったり、側にいたいと泣いて表現したりするようになります。生後6か月頃を過ぎると、特定の相手以外からの関わりに対して表現の主張が強まり、泣いて嫌がる子が増えてきます。
多くの場合、人見知りは1歳~2歳頃まで続くとされていますが、生まれ持った気質や家族構成などの環境、集団での保育経験があるか家庭での子育てかなど、個人差以外にも赤ちゃんを取り巻く環境が大きく関わってくるため、すべての子が当てはまるわけではありません。

赤ちゃんが人見知りをする理由とは?

一過性であることの多い人見知りは、赤ちゃんの成長に伴って段階的に表れるものです。赤ちゃんは日に日に成長して、外界を感じ取る力や認知力、区別する力を身につけていきます。
人見知りをする理由について知ることで、人見知りへの悩みが晴れたり、その時期ならではの赤ちゃんとの時間を楽しんだりできるでしょう。赤ちゃんの人見知りの具体的な理由について、2つ紹介します。

1:視力の発達により他人の顔や表情を認知できるようになったから

赤ちゃんの視力は、新生児で0.01程度、生後3か月頃で0.05程度、6か月頃で0.1程度になります。曖昧だった色や形を認識できるようになるのに伴い、人見知りの度合いが強まる傾向があります。
視力が発達するまでの間も、赤ちゃんは声や抱っこされる感覚で、ママやパパなど親しい人が側にいる安らぎや心地よさを感じ取っています。声や匂い、抱っこがいつもと違う感覚がわかるようになると、ママやパパを求めて泣いて表現することが増えてくるでしょう。

2:恐怖心や好奇心が芽生えるから

赤ちゃんが成長するにつれて、喜怒哀楽や、恐怖心・好奇心などの複雑な感情が芽生えてきます。生後6か月頃から豊かに発達してくる感情が、赤ちゃんの身体的・精神的な成長を促します。
好奇心が発達してきた赤ちゃんは、ママやパパ以外の人にも興味があるため、親しい人に抱っこされた状態であればじっと見つめて観察する様子が見られるでしょう。しかし、未知の存在や刺激が近付きすぎてしまうと恐怖心が膨らむため、2つの感情を処理しきれずに泣いて表現するようになります。赤ちゃんが感じる恐怖心と好奇心のバランスには個人差があるため、泣いたり見つめたりといった反応や慣れるまでの時間、距離など人見知りの程度にも差が見られます。

人見知りをする子・しない子の違いとは?

「人見知りをする子は賢い」という噂もありますが、実際に医学的な根拠があるわけではありません。普段お世話をしてくれる人の姿や声、匂いや抱き心地を求めたり、「側にいたい、離れないでほしい」といった感情をよく泣いて表したりする子を「賢い」と表現したものにすぎないのです。反対に、人見知りをしない赤ちゃんの発達について、必要以上に不安に感じる必要もありません。 赤ちゃんにも新しい存在や刺激を受け入れることへの得意・不得意があり、警戒心・恐怖心・好奇心などの感じ方は一人ひとり異なります。人見知りという行動は赤ちゃんの生まれ持った性格や個人差の違いが大きいため、賢さの程度を示すものではありません。「人見知りをする子は賢い」との噂は、赤ちゃんの後追いが激しくて離れられなかったり、慣れない人に対して赤ちゃんが泣いてしまったりして、きまりの悪い思いをするママに寄り添う言葉として生み出されたのでしょう。

気になる点は発達検診で相談を

人見知りをしない赤ちゃんが発達に問題があるとは限らないと上述しましたが、稀に視覚や聴覚になんらかの問題があるケースもあります。
初めての子育てだったり、同じ年齢程度の子と比べられる機会や環境がなかったりする場合には、月齢相応の発達の目安がわからず、不安になることもあるでしょう。発達の早さには個人差があり、また育つ環境も大きく影響するので、できないことが多いと悪いわけではありません。
自治体や小児科で行われる定期検診は医者や保健師の見解を得に行くと思うと構えてしまいますが、ほかの子どもを観察したり、我が子がどのように過ごすのかを確認したりできる貴重な機会にもなります。定期検診で子育てでの心配事を気軽に相談できると、気になっていた悩みがスッと軽くなったり、ママの息抜きになったりと有意義な時間になるでしょう。
また、発達障害や自閉症などを疑われた場合には、その子の特性に合わせた関わりを共に考えることもできます。特に以下の点が気になる場合には、発達検診で相談してみるとよいでしょう。

  • 表情が乏しい
  • 感情の起伏があまり見られない
  • 名前を呼んでも反応がない
  • 目線が合わない

赤ちゃんの人見知り対策とは?

赤ちゃんの人見知りは成長している証拠とわかっていても、他人と会うときや外出の度に大泣きされては困ってしまうでしょう。人見知りの対策について、効果が期待できる方法を紹介します。

赤ちゃんと目を合わせない

東京大学と京都大学の共同研究の結果によると、人見知りの度合いが強い赤ちゃんは相手と目を合わせることを好まないケースが多いことがわかっています。相手の視線を感じるときは目をそらし、相手が自分を見ていないときには相手をじっと観察するようです。
赤ちゃんが警戒しながらも気になる存在だと感じている場合には、目線を合わせないようにして赤ちゃんが観察する時間をたっぷり設けると、徐々に警戒心が薄れていくでしょう。

赤ちゃんが慣れるまで構わずに自然体でいる

人見知りで緊張状態にある赤ちゃんに対して、積極的に関わるのはNGです。おもちゃなどを使ってあやしたり、赤ちゃんを笑わせようといないいないばあをしたりしても、緊張がほぐれるどころかかえって緊張が高まり、硬直するか泣き出してしまいます。
赤ちゃんの警戒心を解くには、構いすぎず自然体でその場にいることが重要です。ゆっくり赤ちゃんのペースで慣れていけば、少しずつ距離を縮めたり触れ合ったりできるようになる可能性が高まります。構いたい気持ちをぐっと抑えて、こちらへの警戒心が薄れるまで様子をみましょう。

ママやパパが気を許している様子を見せる

赤ちゃんには社会的参照といって、信頼している身近な人の表情や雰囲気、声色などからさまざまな情報を察知する現象が見られます。ママやパパの表情や雰囲気が明るいと赤ちゃんも機嫌が良くなり、反対にママやパパが不安そうだと赤ちゃんも泣いてしまうのが、社会的参照から起こる行動です。最も信頼しているママやパパが気を許している相手に関しては、赤ちゃんも恐怖心や警戒心を持ちにくいでしょう。 他人と接する際に我が子が泣いてしまわないか、ママやパパが無意識にでも緊張したり不安に感じたりしていると赤ちゃんに伝わります。人見知りは成長の過程で起こる当たり前の現象だと割り切って、ママやパパが心配に思わないことが重要です。

人見知りの時期だと前もって伝えておく

人見知りは赤ちゃんの成長に伴って起きる自然な現象とはいえ、顔を見ただけで泣き出されたり嫌がられたりして気分が良い人は少ないでしょう。ママやパパも、相手に悪いことをしてしまった気になってしまいます。
すべての人が人見知りについてよく理解しているわけではないので、初めてもしくは久しぶりに会う友達や親戚などには、人見知りの時期だということを事前に伝えておくのがおすすめです。嫌で泣くわけではないことを理解してもらえれば、気まずい雰囲気にならず、その時期に無理のない関わりをしてもらえるでしょう。

人に出会う経験を積む

赤ちゃんの他人を受け入れる力を養うためには、日頃からいろいろな人に会う経験を積むのがおすすめです。他人の存在に触れて、多くの人に囲まれる経験を重ねることで、人見知りの程度が緩和される可能性があります。
赤ちゃんにとっては、家族以外の人も家以外の場所もすべてが刺激です。大人にとっては当たり前の世界も、赤ちゃんにとっては大きな刺激となり五感や感情の発達を促すため、いろいろな場所で人と出会う経験を積んであげてみてください。

家族・親族に人見知りしてしまう場合の対策

家族であるパパや祖父母、親しい親族に対しても赤ちゃんが人見知りをする場合があります。たとえ人見知りの時期であっても、他人ではないのに泣かれてしまうのはショックなことでしょう。家族や親族まで赤ちゃんの人見知りの対象となった際の対策について、以下で紹介します。

パパに人見知りする場合

赤ちゃんの生活リズムと合わない・単身赴任をしているなどの場合は、パパであっても赤ちゃんの人見知りの対象となってしまうケースがあります。赤ちゃんはお腹の中でも声や音をよく聞いていて、28週頃になるとパパの声も認識できるようになります。視力が発達するまでの間、普段の生活で赤ちゃんに関わる時間が短くても、お腹の中で聞いていた声を赤ちゃんは覚えているので、たくさん話しかけてあげることで人見知りの予防になる可能性があります。
パパへの人見知りがすでに始まっている場合には、赤ちゃんが声と顔を一致できるようにテレビ電話をするのがおすすめです。パパに人見知りする赤ちゃんは「パパの声は聞こえるけど知らない人」と、声と顔が一致していないケースが多くあります。実際に会えなくても、こまめにテレビ電話などでコミュニケーションをとることで、人見知り対策になるでしょう。

祖父母に人見知りする場合

赤ちゃんが祖父母に人見知りする場合は、せっかく孫を可愛がってくれているのに泣き顔しか見せてあげられず、申し訳なさを感じてしまいます。「人見知りなんて慣れるまでだ」と強引に赤ちゃんに構おうとしたり抱っこしたりして、祖父母に不満を感じてしまうママやパパもいるかもしれません。
人見知りする赤ちゃんを祖父母と会わせる場合には、テレビ電話などで声と顔を認識させておくといいでしょう。また、お散歩など家以外の場所で会うのもおすすめです。さまざまな刺激がある場所は赤ちゃんの意識が祖父母以外の人や物、自然に向きやすいため、泣かずに過ごせる時間を作れる可能性が高まります。
上述した社会的参照と同様で、義理の家族の前で気を遣うママやパパの姿や雰囲気は赤ちゃんによく伝わります。祖父母の前でもなるべくリラックスして過ごせると、赤ちゃんが祖父母に慣れるのも早まるかもしれません。

1歳・2歳を過ぎても人見知りが続く場合はどうしたらいい?

1歳・2歳を過ぎても人見知りが続く場合は、無理に他人と関わらせる必要はありません。子ども同士でのコミュニケーションが苦手な赤ちゃんや、初対面または久しぶりの人に対して人見知りをする子は、物事を慎重に判断する性格であることが多いとされています。急にぱたりと人見知りがやんだり、保育園や幼稚園への入園を機に社交的になっていったりすることもよくあるケースです。 集団生活への不安から、ママやパパは焦ってしまいがちですが、社会性の育ちにも個人差があります。まずは赤ちゃんが抱える不安や恐怖心に寄り添い、無理なく和らげていくことが重要です。我が子の個性を尊重して、ゆったりした気持ちで成長を見守ってあげてください。

まとめ

人見知りの強い赤ちゃんのママやパパは、赤ちゃんから片時も離れられずに大変な思いをしたり、赤ちゃんが泣いてばかりで周りの人が気を悪くしていないか悩んだりすることがあるかもしれません。人見知りは成長の過程で起こる現象だとわかってはいても、ニコニコ愛嬌たっぷりの赤ちゃんを見て羨ましく感じてしまうこともあるでしょう。
気持ちがモヤモヤするときには、思い切って子育て支援や児童センターに出かけて、同年代の赤ちゃんを持つママや保育士、保健師などと話をするといいかもしれません。共感してもらえることが何より子育ての自信につながります。
心配や不安に思う気持ちは、大切な我が子が多くの人に愛されて育って欲しいと願うからこそです。人見知りは成長の過程、個性の一つだと受け止めて、ママやパパを一生懸命に求めてくれるその時期ならではの子育てを楽しんでください。

ベビーシッター・家政婦探しなら、”オテツカジ”にお任せください!

この記事の編集者
オテツカジ編集部

オテツカジ編集部

国内最大手の家政婦紹介所である株式会社やさしい手大橋サービス事業部が運営する家政婦のマッチングサイト「オテツカジ」が運営しています。
やさしい手大橋サービスは東京都目黒区に本部を構え、登録家政婦1000名を超える日本最大手の家政婦紹介所です。
お客様の声を参考に、家政婦・家事代行・介護・ベビーシッターに関する「悩み」や「知りたい」に答える情報を初心者にも分かりやすくお届けします。